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​ヨアキム with Afrodite Szeleczky

​なぜヴィーガンになったのか、なぜ走るのかなど、ヨアキムの内面を話してくれています。

【インタビュー時:2018年秋頃】

ーこの記事を始めたいが、本音を言うと、なぜ HammerFallがMetallicaやアイアン・メイデンのように有名ではないのか、と疑問に思う。彼らはアリーナクラスでやるべきだ!彼らはそれぐらい魅力的だ。まぁでもOK、始めよう。10月24日、 HammerFallは私達に本当のHeavy Metalを見せてくれた!ブタペストでのパフォーマンスの前に私は、スウェーデンの声であるヨアキムカンスにいくつかの質問をする機会があった。

しかしながら、私は15分前に到着したがすぐにインタビューが始まった。ヨアキムが恒例のランニングから帰ってきたからだ。

ヨアキム:ツアー中でない場合俺は一週間で30キロ以上走ることにしているんだ。外を走るかジムに行くか、どちらかでね。5年間かもう少し長くやってるよ。ツアー中は時々...ええと、朝起きて走るのは大変だからね。今日は川沿いや橋を渡って11キロぐらい走ってきたよ。ステージではとてもエネルギーがいるんだ。ステージ上でやる運動のようなものだね。ツアー中もこのペースを維持しようとしてる。Sight runningと呼んでるんだ。ランニングの観光(Sightseeing)みたいな感じだね。地図を少しチェックして、『OK、ここを走ろうか』みたいにね。そして自分を迷子にするんだ。綺麗な景色を見つけたら自撮りをする、そしてまた走るんだ。

ー走っている時にファンに会ったことはありますか?

ヨアキム:ストックホルムのレースに出た時だった、俺が通り過ぎる時に応援してくれた奴がいた。俺だと分からない格好してたし、キャップも被っていたから、普通は気づかないんだけどね。
俺はここ数年で85%ヴィーガンになったけど、チーズなしでは生きれないし、卵やバターも食べないといけない。その事から、完全にベジタリアンであり、ほぼヴィーガンなんだ。でも時々魚やシーフードは食べるよ。始まりは..そうだな、ええと、この1月で5年になるね。品質保証のある肉を食べ始めた時からそれは始まっていたんだ。それは更に値段が高いんだけど、結局牛は牛なのかってことを確かめたかったんだ。でもしばらくして俺は"No"と言った...俺は肉を食べるのを止めたんだ、俺の体が必要としてなかったからね。肉を取り除くととても良い気分になったんだ。

ーヨアキムがスウェーデンのジュニアスイミングのナショナルチームに属していたのはあなたは知っているだろうか。驚きであり事実であるが、16歳でスポーツキャリアを断念したのだ。彼に決断させたのは何だったのか。

ヨアキム:0.36秒でヨーロッパチャンピオンシップへの資格が取れなかったんだ。ジュニアとして最後の年だった。次の段階としてはシニアで、5-6年は厳しいトレーニングを受けるんだったと思う。そこでギターを手にしたんだーそれで俺は止めたんだ。止めたのは16才、走り始めたのは42,43歳頃。この間、何もしなかったよ。もっと大きかったんだ。5年前、15kgぐらいは体が重かったんだ。

退屈すぎるって思ってたよ。でも"ランニング"で分かったのは、これは俺なりの瞑想なんだってこと。考えることを止めて、ストレートに生きて。心が整理されていく。物事をファイリングするって呼んでるんだけど。正しい場所に全てを置いてくるんだ。そしてそれについて何かするべきでもない。俺にとって宗教みたいなもんさ、俺が信仰者でなくてもね。だから走ることは良い事なんだ。

俺の大きな夢はトライアスロンをすることだ。あぁ、それが本当にやりたい事さ。俺は水泳もする。更にランニングもする。本当にやったことないのは自転車の部分なんだ。自転車やスイミング、ショートトライアスロンをやる必要はあるね。でもそれは俺がやりたい事なんだ。次のレースは(2019年)5月のハーフマラソンなんだけど、本当はフルマラソンやウルトラマラソンもやりたいんだけどね。一日で本当に何か長いことをするってビジョンは持っているよ。

ー私達はHeavy Metalやスポーツについて話をした。少なくとも私が思うにだが彼がアイアンマンレースに適応していると。"アイアンマンレースにも参加する予定はありますか?"と質問してみた。

ヨアキム:アイアンマンレースはとてつもなく長いよ。特に3.5km泳がないといけないし、バイクで200kmを走らないといけない、そして走って泳いで...あのね、したくないわけないよ、めちゃくちゃクールだからね。でも20年前だったらやるべきだろうけど、今は年を取り過ぎてるからね。膝が痛むし、足も、全てが痛むんだ。

ー沢山の成功しているミュージシャンの側面に触れて嬉しいが、音楽の話もしよう。HammerFallは数年前、"Infected"という8枚目のアルバムをリリースした。もしあなたがトラックリストを見ることが出来るなら、実はPokolgépのカバーである"Send Me A Sign"という名前を見ることが出来るだろう。そしてまたハンガリー語のバージョンもあるのだ!

ヨアキム:本当に難しかったよ、正直に言うとね。友達の一人がスウェーデン語に訳してくれたんだ。だからこの件についてはアイデアがあった。そして曲を聴いて、彼が歌っているハンガリー語を聴いて、それで俺は(歌詞を)思ったことを書き始めた。まずは奇妙な言葉を思いついて、どうしていいか分からなかったけど、歌った。その言葉は思い出せないけどね。サビは覚えやすかったけど、他は難しかったよ。ハンガリー語は難しいね。

ーライブでこの曲はやっことはありますか?

ヨアキム:一度だけPokolgépとやったことはあるよ、ステージでその曲を歌ったよ。

ー今年9月にヨアキムは4週間、ラジオDJをした。どのようにアイデアを浮かんだのか、ラジオDJとして何を感じるのか。Sepultura のギタリストのAndreas Kisserのように、自身のラジオの番組をやる予定はあるのか。

ヨアキム:ラジオ番組は今までも時々やっていたんだ。レギュラーDJがツアーに行った時に1ヶ月間フルでやる機会がきた。Europeのキーボディストとドラマーだ。俺は彼らを引き継いだんだ。このように何かを続けることは本当に良い事だと思う、でも残念ながら今はもう場所がないんだ。でも将来、たぶん週1か何かで出来ると思うよ。

ーヨアキムが初めてHeavy Metalに会ったのは16歳だった。プロのミュージシャンになりたいと思ったのは、どの瞬間だったのか。そしてもし実現しなければ何をしていたのか。

ヨアキム:良い質問だね。俺が歌ったのは、とてもとても遅かったんだ。そして時々バンドもやった。そして音楽をやめたのは18歳の時だった。これじゃダメだって思ったからね。俺のギター演奏は本当に酷かったよ。そして21歳を回ってからもう一度歌い始めたんだ。

23歳の時、スウェーデンは俺には何もない場所だった。仕事もなければ、彼女もいない、何もなかったんだ。だから思ったんだ、"ハリウッドに行こう!"ってね。

だから音楽学校に応募して、一年後にどのように歌っているのか見てみよう。そして24歳の時、家に帰った。うん、そこら辺に色んなバンドがいたよ。そして俺は思ったよ、本当にHeavy Metalがない。だから俺はHeavy Metalが見たかった。でも26歳時、イェスパーとオスカーに会ったんだ。彼らは既にHanerFallを作っていた。

一度だけ彼らを手伝おう、そう思っていた。でもそれは突然変わった。俺の人生がまったく変わったんだ。

俺はツアーに出たいというクレイジーな夢があった。成功しているメタルバンドに加入して...でもそれを実際にできる能力があるとは思っていなかった。それはビッグボーナスみたいなもんで、"わお、今俺はプロのミュージシャンだ!信じられない!"って感じさ。あ、違うか...惨めだ、よくわからない。初ツアー前はレコードショップで働いてたんだ。きっと俺は店を閉めるまでそこにいただろうね。同じデパートにずっといただろうね。俺は大学の学位も何も持ってないからね。そしてめちゃくちゃ太っていただろうね。そう思うよ。

ーもしあなたがHammerFallの曲ならどれ?理由はありますか?

ヨアキム:それは100曲の中から選ぶことになる。答えるのが不可能な質問だと思うんだ、なぜかというと俺がライティングチームになってから俺は全ての曲に対して個人的な人間関係があるようなものだからさ。俺にとって大げさだけど、全ての曲はいつもとても大事なんだ。"Into The Fire"という本や映画にインスパイアされた、(r)Evolutionに収録の"Wildfire"という曲があるんだけど。俺の物を全て取り除いて、外に出て人生を生きる。だからその曲かな。

ー最近のインタビューでヨアキムは言っていた、彼の歌のキャリアを始めた中で誰かのような音にしたかった。だから、彼の声を見つけるまでにどれぐらいかかったのだろうか。

ヨアキム:体験から学ぶことが全てだと思うんだ。やってみて、聞いてみて学ぶ。もちろん他のシンガーからインスパイアされることも必要だ。HammerFallのファーストアルバムの前に俺は数年間成長し始めている時だったんだと思う。だからファーストアルバム発売時はまだ本当の声を見つけている時だったんだ。ここ8年間は俺がどこの誰なのか知ってるつもりだよ!俺は今、俺の声が何であるのか知っているよ。

だからここ最近の3枚のアルバムを聞いたなら、自分の限界を知っているから俺がシンガーとしての自信がついたよ。

それは、とても重要なことだと思うんだ。枠内に収まり、声のコントロールの仕方を知る。

当初、俺の子供の頃はシンガーになりたい人はいなかったよ。皆、ギターやベース、ドラマーになりたかったからね。ギタリストは練習して、ドラマーもドラムの練習して、ベーシストも練習する。でもシンガーは練習しないんだ。決してね。

自分の声を見つけるのにだいぶ時間はかかるよ。皆がユニークなゆえ、他の誰かをコピーしようとすべかではないと思う。"影響"であって"コピー"ではない。たくさんの本当に素晴らしいシンガーはいるけどね。

人生の至る所に、毎年、とてもユニークなんだ。俺は人生自体がチャレンジだと思ってる。でもミスから学び、そして止まらず、そのミスを繰り返さないことが必要さ。最も大きなチャレンジは、出来ないことにチャレンジして、止まらないことだと思うんだ。

でも時々それをする事はとてもハードな時がある。気合いを入れてるからね。

多分、俺の大きなチャレンジは沢山の友達が40-45歳になって太り始めたことにあったんだ。全ての奴がね。俺が45歳になった時はそのようにならないと話したんだ。俺は自分自身に最高のご馳走を与えたつもりだよ。それはチャレンジだった、ライフスタイルを変えるためのね。そして俺はやった。彼らみたいにならないよ。20歳の時よりもシェイプになったよ。自分を管理した、そしてそれが最大のチャレンジだったんだ。

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"The Swedish Heavy Metal Templars"のHammerFallはセカンドアルバムのLegacy Of Kingsの20周年記念盤をCDとDVDのBOXセットにしてリリースすることを発表した。是非ゲットしよう!

Interview: Afrodite Szeleczky

ソース元↓
https://mytoucheblog.com/portfolio/i-think-everything-is-a-learning-experience-exclusive-interview-with-joacim-cans-from-hammerfall/

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