フレドリック with Metal insider
ハンマーフォールはPower Metalと考えたことはないというフレドリックの考えとは?
【2019年秋ごろ】
スウェーデンのメタル巨人HammerFallは11枚目のスタジオアルバムの全体を明らかにした、Napalm RecordsよりDominionが発売されたのだ。発売されてから約1ヶ月後、Sabatonと北米フルツアーがある、そう来月だ。私達はベーシストのフレドリック ラーションとDominionやセットリスト作成、記念盤などについて話し合った。
-Dominionを作成するプロレセスはどのようなものでしたか?
Fredrik(以下F):オスカーがツアー中にたくさんの曲を作りを始めた時から実はやり方がいつもとちょっと違ったんだ。彼はツアーバスの中で座ってた、ショウの後でインスパイアされてたんだよ。俺達がビールを飲んでクールダウンして休んでいる間も曲を書いてたんだ。ショウの後のあんな集中した姿は見たことなかったよ。普通はステージが終わったあとは100%疲れてるんだけどね。だから、彼は家に帰った時には既にたくさんの曲があったし、ツアーの後すぐに作らないといけないというストレスなく進める事が出来たんだ。
俺達はほんとに早くデモテープをもらったよ。実は何回かリハーサルをして、曲の感じやひらめきを得てたんだ。スタジオに入る前にちょっと休みもあった。
-Built To Lastと新作を比べてどうですか?
F:何回も繰り返して"良いでは充分ではない"というモットーを言い続
けたんだ。もっと良い物を作るには、そうすべきだったんだ。これは良い方法であって、ピッチと時間において全て完璧にすべきというわけではないんだ、とても不毛なことのように聞こえるけどね。ライブで演奏するときの生き生きとしたエネルギーをとらえたかった。
このことわざはベースやリズムギターやギターソロ、ボーカルやバックボーカル、ドラムのエネルギーに影響している。満遍なくね。ソングライティング、アルバムカバー、ビデオ、写真、周りのこと、全ては俺たちがやってきたことからステップアップすべきだったんだ。
-貴方自身で、アーティストとして、更にチャレンジしたと感じる曲はありますか?
F:"Scars of a Generation”はレコーディングも楽しかったし、変わったベースのパートがあったんだ。速い曲はグルーヴを作らないといけない、本当にそこの部分は気にしたよ。Davidは素晴らしいドラマーで、彼とはとても合いやすいんだけど、速い曲はたまにズレてしまうんだ。スローパートもあるけど、ほんとに上手くまとまったと思うよ。
-"Testify"についても話してもらえますか?
F:たくさんのギャングボーカルによるHeavyな曲さ。Judas Priestのような雰囲気もあるよね。素晴らしいソロもあって、全体的に暗いイメージだね。オスカーから早い段階で聞いていて、デモからスタジオバージョンの進化も目にした、素晴らしい旅だったよ。他にもいくつかデモからの進化を見たけど、これもそうなんだ。
-“Dominion,” “(We Make) Sweden Rock,” と"One Against the World?”のビデオ撮影はどうでしたか?
F:"Dominion”と"(We Make) Sweden Rock” はセルビアのBelgradeでiCode Teamと一緒に同時に録ったんだ。彼らとは以前一緒に仕事して、とても良い感じだったからね。ビデオでは本当に何をしてるのか分からないんだ、緑のシートの前にいるだけだからね。でも"Dominion"は少なくとも土で出来たステージかアリーナのようなものがあって、何になるのかという結びつきが出来た。地獄の城、パンデモニウムで演奏している俺たちを見つけられるよ。CGでね。とても良いバイブになっていて、曲に合ってるよね。
"(We Make) Sweden Rock”はヨアキムだったかオスカーだったかのアイデアで、古いスウェーデンのバンドが含まれているんだ。スウェーデンロックを作ってきた人達全員へのトリビュートさ。とても素晴らしいトリビュートになったと思うよ。俺が見てきた中でもベストなリリックトリビュートさ。 本当にPVのようだよね。
"One Against The World"はOliver Route編集によるフィルムさ。彼は俺達といっしょにSweden Rock Festivalに参加していて、俺達のためにまとめてくれたんだ。HammerFallのライブを見てもらうにはとても良い方法だと思うよ。音楽とシンクロしてないのは気にしないで、気に入ってもらう、それがより重要なんだ。
-余分な素材が残ってる場合はどうしますか?
F:めったにないかな。オスカーはたくさんの曲をプロデュースしないんだ。実は今回、何に使うかわからないけど、余分に一つ作ってるんだ。本当に特別なものだ。それを、リリースするまでそんなに遠くないと思うよ。
-Sabatonとのツアーが迫っておりますが、セットリストを組むのは難しくなっていると思います。No Sacrifice, No Victoryの10周年記念の考えはないですか?
F:No Sacrifice, No Victoryの10周年?考えたこともなかったよ。俺達は97年のファーストアルバムの20周年を祝ったところさ。でも良いセットリストを組むのはいつも難しいよ。どんどん、難しくなってきている。俺達がやるべきファンが好きな曲も含めてやるにはね。俺達の持ち時間で出来る限り絞り込んでたくさんの曲をやるようにしてるよ。
-パワーメタルから離れると決断したのは、いつからですか?
F:俺達は当初からパワーメタルだと考えたことはないよ。俺達は俺達がやってるHeavy Metalを聞いて育ったんだ。俺達の意見だけどね。初期のアルバムは少し早いペースだったかもしれないけど、それでもHeavyでブルータルでソフトなパートも好きだった。迫力があるのが好きなんだ。全ての余地はあるよ。スローパートがなければ、速いパートも活きてこない。もし速い曲、更に速い曲のアルバムを聴くなら、全体を通して飽きてしまうだろうね。少なくとも俺はね。
-何か言いたいことや追加で話したいことはありますか?
F:もし君がHammerFallを見たことないのなら、どこにでも近くに行くよ。HammerFallのライブは、活力を高めるような感じで、みんなにそれを経験してほしいんだ。もし君がHammerFallのライブを見たことあるなら、次は友達を連れてきてね!
https://www.metalinsider.net/interviews/interview-hammerfalls-fredrik-larsson-on-new-album-dominion