Oscar Dronjak and Fredrik Larsson with Heavy New York
インタビュー時期/2018年1月末頃
2018年1月末、アメリカで開催されたNAMM SHOWで行われたオスカーとフレドリックのインタビューを意訳です。一部不明瞭なところなどあったので削ってます、すいません…
イ➡インタビュアーさんです。
イ: 前作BUILT TO LASTから2年が経ちましたね?
Fredrik: ほぼ、だね。
Oscar : 2016年11月発売だから14ヶ月ぐらいだね、2年目に突入しようとはしてるよ。
イ: OK、なるほどね。最近はどうですか?
Oscar : 忙しいよ。
Fredrik:去年はたくさんのツアーでほんとに忙しかったんだ、EUツアー、夏フェス、スウェーデンツアー、北USツアー、南USツアーもね。
イ: わお。そして、世界中を回ってますが、ヨーロッパと南米で演奏するのはどのように違うのですか?
Fredrik:違いはあるよ。両方とも素晴らしい場所だと思うよ。でも南米は何か違うんだ。南米は始まりからまるで野外のようにとてもラウドだし、俺もめちゃくちゃ楽しいよ。
イ: あぁ、想像できますねぇ。貴方達はたくさんのレコードを発売してますが、よりたくさんの音楽を書いたり、セットリストを組んだりするため、毎回クールなアルバムを出すのはちょっと大変ですよね。
Oscar : 2枚目以降ですでに厳しかったかも(笑)
イ: ほんとに?(笑)
Oscar : いや、今のところはそんなに辛くはないよ。でもそうだね、演奏する必要性のある曲、例えばHEARTS ON FIREやBLOOD BOUNDなどが俺たちにはあるからね。でもスパイスを与えようとしているんだ。だからツアー初日から今までやってきた中で同じセットリストで色んなバリエーションでやっているんだ。もしもっと長い時間やるなら全ての曲をやる、短い時間なら明らかに少ない曲をやる。でもいつもほんの少しの曲を同じところから選んでる。だからそれはNOなんだ。だから次の5-6月の北米ツアーは素晴らしい新しいサービスをする予定だ、やるべきだと思うんだ。やりたいしね。だからやるべきだ。だって既にここでのフルツアーはやってるんだし、同じ町を回って同じセットリストで、って意味がわからないよ、俺の意見だけどね。そして更に去年はデビューアルバムの「GLORY TO THE BRAVE」の20周年イヤーで、今年は2ndアルバム「LEGACY OF KINGS」のアニバーサリーだ。何をやるかはまだ正確には決まってないけどね。最初で最後のGLORY TO THE BRAVEメドレーをやった。つまりLAGACY OF KINGSをいくつかのバリエーションでやる予定ってことだ。素晴らしいことになりそうだよ。
イ:納得です。スウェーデンのヨーテボリ出身ってことで聞かなきゃなんですが、成功したバンド、Dark Tranquility 、In Flames、SOILWORKなど...
Oscar : AT THE GATESもね。
イ: あぁ、AT THE GATESもだ!俺を恨んでくれるなよ!(笑)
全員(笑)
イ:そういうメタルキャピタルがたくさんありますよね。たくさんのメタルバンドがいますが、スウェーデンではバンドがやりやすいんだろうなぁと思います。先人達の功績もあるし、全てにおいて...
Fredrik: 最近はよく知らないけど、俺達がバンド始めた頃はたくさんの人が演奏してて、コミュニティーのようだった。だから皆ショウを見に行ったし、お互い応援しあってた。だから広がりやすかったし、メンバーも見つけやすかったね。
ハンマーフォールにいたDark TranquilityやIn Flamesのメンバーも偶然じゃなかった。ただ友達を見つけて一緒に演奏して、時間を共にして、気の利いた友達と演奏するんだ。今は25年前とは違うと思うけどね。
イ:そうですね。
Oscar : だから多かれ少なかれもっとたくさんのバンドが違うジャンルで同じようにやるべきだと思うし、明らかに皆そうしてたしね。きっと、ヨーテボリは現実的な町だ。
イ:ですね。
Oscar : ストックホルムはスウェーデンで他の都市の二倍以上あるだろ?
そして彼らはたくさんの大きなミュージックシーンも持ってるから。もちろん俺達はずっとヨーテボリなんだけど。ストックホルムとお互いにライバルなんだ。
イ:ほんとですか?(笑)
Oscar : ほんと。(笑) 今も仲悪いか知らないけどね。
Fredrik:仲悪いよ(笑)
イ:内戦状態?(笑)
Oscar : 冗談だけどね(笑)でも実際にお互いに憎むことかはしてないと思うけどね。ヨーテボリの人達の場合は成長してると俺は思う。俺達は自分をハッピーにしてくれるような、やりたい音楽をやった。どんなトレンドにも動かされずにね。
イ:そうなんですね。ストックホルムを乗っ取るつもりとか?!(笑)
Oscar : はは(笑) ごめんね、でも25年前のことだから覚えてないこともあるよ(笑)
イ:ところでIn FlamesはDark Tranquilityと違う、Arch EnemyはSoilworkと違っていて、様々なジャンルやたくさんのタイプがあります。フォークメタルやパワーメタルのように、あなたが曲を作るときには、ヨーロッパ流の形を探してみつけたのか、それとも元々アイデアとしてあったのですか?
Oscar : いや、これはオリジナルのHEAVY METAL BANDなんだ。俺達がただやりたいHEAVY METALをやるんだ、根本的にはね。このコンセプトはハンマーフォールを作る1993年からのことなんだけど..
イ:俺が産まれた年です。
Oscar : え、まじで?
イ:ほんとです(笑)
全員(笑)
イ:記念なバンドです(笑)
Oscar: とにかく、あの時は俺達がやりたかった音楽はダサイと言われてたんだ、どこにいってもね。80年代はね。
イ:ええ。
Oscar : イライラするというよりも何かするのに夢がなかったんだ。
イ:だからこのバンドを始めたんですね。
Oscar : そう。だから違うジャンルの友達と一緒にやることになったんだ。そして俺は俺が好きな音楽に近いものを聞いてる友達を誘ったんだ、俺が好きなメロディックヘヴィメタルみたいなね。だから初めは本格的にハンマーフォールをやっていなかったんだ。だって他にたくさんの成功してアクティブに活動しているバンドからのメンバーだったからね。だからメンバーを変えたんだ。時間も持ってなかったしね。
イ:ええ、時間は大事ですね。
Oscar : そうだね。そしてヨアキムが入って初めてのライヴですでにレコード会社と契約していた。そのライヴを録画していたからね。誰も夢にも思わなかった、レコードを作って、ちょっとライヴもしてなんて。俺達の想像に限りがあったしね。この手の音楽にとっては1997年ではそれはとても恵まれた環境だった。事実、ジェットコースターに乗っている気分だったよ。でも夢じゃなかったんだ。
イ:後ろは振り返らない。
Oscar : そう。
イ:たくさんのアルバムがあるってことで質問があるのですが、毎回曲をピックアップせずにどんどんやりやすくするのか、それともレコーディングプロセスは毎回違う経験で録音して各アルバムを目立させるのを好むのか。
Oscar : 二つ目だね。でも曲を書いてる時はもっと違うんだ。録音過程までが遠いんだよ。各アルバムがユニークでセンスがあって、自立していることが重要だと思う。過去二作(r)Evolution とBUIL TO LASTは本当に良いやり方を見つけてるんだ。過去二作は全く同じやり方でやった。でも全然違う感じになったと思うよ。とにかく生産面が好きで、俺達学んだよなぁ?
Fredrik:あぁ。
Oscar : 自分達でたくさんのことをやったんだ。ポンタスは素晴らしい奴なんだ。以前にもたくさんの曲をプロデュースしたしね。
Fredrik:リラックスしてできるのがとても重要だと思う。リラックスしてなかったら正しいことをやるのが難しいから。
イ:間違いないですね。そして14か月前にBUILT TO LASTをリリースして、ほんの少し長めのツアーオフがあって、次のアルバムのアイデアとか考えるのはいかがですか?
Fredrik:次のサイクルは来年初めにレコーディングが開始予定なんだ。いくつかのマテリアルを書く時なんだけど、夏フェスも出る予定だ、USツアーの後にね。
イ:素晴らしいです。USツアーの後には何か予定はありますか?
Oscar : 基本的に大事なのは今年のことなんだ。まず初めに俺達は5月半ばまでなにも予定がない。今年、それより大きいツアーはないってことでもあるんだ。また決めてないけどヨーロッパを1-2週間ほど回る予定だ。次の大きなツアーがそれ(EUツアー)だから俺達はとてもUSツアーが楽しみなんだ。
Fredrik:特に去年ここ北米でやったツアーは素晴らしかった。とても良い反応だったし、DELAINとやったんだけどほんとに素晴らしかったよ。
イ:DELAIN、素晴らしいですよね。
Oscar : うん。そして忘れないでほしいのは、今回スペシャルゲストでFLOTSUM AND JETSUMがいることなんだ。ええと、ちょっと君は若いから...
イ:知ってますよ(笑)
Oscar : え、でも80年代は俺達でもまだ子どもだったし...
イ:(笑) おれはまだ精子にもなってなかったかもですね(笑)
Oscar : (笑) これは楽しみだよ、名前がとても良かったし、めちゃくちゃカッコイイし、めちゃ楽しみだよな?
Fredrik:だね!
イ:ニューヨークでのあなたのショウを楽しみにしておます。今日は本当にありがとうございました!